草間 彌生 ≪真夜中に咲く花≫ 御番所公園 |
今年の夏休みは、宮城県で開催されたReborn-Art Festival 2017(以下、リボーン)に行ってきました。
生まれて初めての東北。
九州在住だと(筆者だけでしょうか)なかなか行く機会に巡り合えません。
今回は石巻市内に3泊4日滞在し、2日半で牡鹿半島と市街地を散策します。初めて開催される芸術祭ということもあり、限られた情報の中で少しずつ旅行の計画を立てました。お盆が明けて、SNSでも行った人の感想がだいぶ見られるようになりましたね。
なので筆者も、これから行く予定の方や気になっている方に向けて書いてみようと思います。
参考になれば幸いです。
*ほかのエリアはこちらから*
(石巻市街地 周辺エリア、エリアBは行っていません)
[Reborn-Art Festival 2017]牡鹿半島 中部エリア(エリアC)
https://otomeetsart.blogspot.com/2017/08/rebornartfestival2017-c.html
[Reborn-Art Festival 2017]石巻市街地 中心エリア(エリアA)
https://otomeetsart.blogspot.com/2017/08/rebornartfestival2017-a.html
牡鹿公民館前 インフォメーション |
鑑賞初日は牡鹿半島 先端・鮎川エリア(エリアD)へ。
公式ウェブサイトの「モデルコースD:バスを使って牡鹿半島先端部のアート作品をすべてまわる1日コース」を参考にしました。
以下は当日の実際の流れです。
サイトや公式ガイドブックにはない路線バスの運賃も入れました。
(1日目は移動のみのため記事後半にサラッと載せています)
※路線・・・ミヤコーバス(宮城交通)
お盆期間のため8月16日まで休日ダイヤ
両替機(1,000円札のみ)はありますが、ICカードは使えません。
仙台~石巻間の高速バスはSuicaでも支払えます。
「石巻女子商業高校前」は鮎川線沿線のバス停です。
※RA・・・リボーンアート・バス(無料)
エリアDの月、火、水、木曜日ダイヤ
※路線・・・ミヤコーバス(宮城交通)
お盆期間のため8月16日まで休日ダイヤ
両替機(1,000円札のみ)はありますが、ICカードは使えません。
仙台~石巻間の高速バスはSuicaでも支払えます。
「石巻女子商業高校前」は鮎川線沿線のバス停です。
※RA・・・リボーンアート・バス(無料)
エリアDの月、火、水、木曜日ダイヤ
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2日目(8月16日)エリアD
8:45 ロングビーチハウス(宿泊先)出発
8:56 石巻女子商業高校前 発(路線)1,200円
9:58 牡鹿公民館前 着
10:00 牡鹿公民館前 発(RA)
10:08 地蔵山開悟峯寺 着
(D1)岩井優 ≪ダンパリウム≫
10:48 地蔵山開悟峯寺 発(RA)
10:51 のり浜 着
(D2)バリー・マッギー ≪無題≫
(D2)島袋道浩 ≪起こす≫
11:36 のり浜 発(RA)
11:39 コバルト荘跡地 着
(D3)宮島達男 ≪時の海ー東北≫
(D3)増田セバスチャン ≪あっちとこっち #東北≫
12:14 コバルト荘跡地 発(RA)
12:16 ホテル ニューさか井 着
[昼食]海鮮冷やし中華:ホテルニューさか井 1,298円
(D4)増田拓史 ≪みれなかったものがみえたとき≫:5階の客室
(D4)ファブリス・イベール ≪ベシーヌの人≫:グラウンドゴルフ場内
(D4)Yotta ≪ヨタの青空カラオケ@鮎川≫は雨天のためクローズ:屋上
13:36 ホテル ニューさか井 発(RA)
13:43 唐船番所 着
(D5)島袋道浩 ≪起きる≫
(D6)草間彌生 ≪真夜中に咲く花≫
14:25 御番所公園 発(RA)
14:32 牡鹿公民館前 着
(D7)ギャレス・ムーア ≪トランク・ルーム≫
14:40 牡鹿公民館前 発(路線)1,200円
15:31 石巻女子商業高校前 着
15:40 ロングビーチハウス 帰
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感想も少し書きますね。
筆者が印象的だったのは、島袋道浩の≪起こす≫と≪起きる≫。
場所は離れていますが、対になっているのでぜひ2つ合わせて観ることをお勧めしたいです。
タイトルからも想像できるように、震災や復興への作家の思いが込められています。
そっと。とっても優しく。
それに、≪起こす≫があるのり浜は本当に美しいところです。
それほど広くはないのでまさにプライベートビーチという感じ。
目の前の静かで大きな海が心を新たにしてくれます。
のり浜(この日のお天気はくもり) |
島袋道浩 ≪起こす≫ 展示風景 |
筆者ははじめ、気付かず素通りしてしまいました。笑。
作品のそばには必ず黄色い解説パネルがあります。
「地図ではこの辺なんだけど・・・」と思ったらパネルを探しましょう。
探すのも楽しいです。
(公式サイトの作家プロフィールに、展示風景と地図が最近合わせて掲載され始めました)
バリー・マッギー ≪無題≫ のり浜 |
この芸術祭は、複数のエリアに展示する作家もけっこういます。
例えばバリー・マッギーは、石巻市街地 中心エリア(以下、エリアA)にもあります。
同じ作家でも、場所によって素材や見せ方が違ったりするので見比べたら面白いです。
また、島袋道浩のように、作家の意図がより感じ取れることもあります。
あまり広範囲を巡れない方は、旧観慶丸商店(エリアA)と合わせて観るといいですね。
出展作品の下絵やドローイングが一部ですが展示されています。
そう、それから増田拓史の ≪みれなかったものがみえたとき≫。
牡鹿半島で数少ない屋内作品。
屋外と違って天候に左右されないので、なんだか観ているだけでホッとしました。
増田拓史 ≪みれなかったものがみえたとき≫ ホテルニューさか井 |
岩井優 ≪ダンパリウム≫ 地蔵山開悟峯寺 |
路線バスとRAバスの乗り継ぎにそれほど不便は感じませんでした。
実は行く数日前に運行ルートが変更したので、鑑賞日はまだモデルコースが古い発着時刻のままだったんですが、結果更新されたモデルコースと同じになりました。
昼食も、ホテルニューさか井でゆっくり取れます。
一点言うなら、乗り継ぎが良すぎてほとんど寄り道できないんですね。
例えば、牡鹿公民館前にある商店街「おしかのれん街」。
時間があればお茶をしたり、おみやげを見たりしたかったです。
あとのり浜は、海岸まで少し時間が必要なので、バスを1本遅らせて、浜辺でゆっくり過ごしてもいいかもしれません。
次に乗るバスまで時間があったら、スタッフやこじか隊の方に色々聞いてみるのもいいです。
筆者は、岩井優の≪ダンパリウム≫に偶然いらした制作アシスタントの方に、最終日まわるエリアAのイチオシ作品を聞きました。
(イチオシは旧柏屋のZakkubalanでした)
地元の人は自家用車で回る方が多いようです。
おしかのれん街 |
さて。
翌日は1日かけて牡鹿半島中部エリア(エリアC)を巡ります。
[Reborn-Art Festival 2017]牡鹿半島 中部エリア(エリアC)
https://otomeetsart.blogspot.com/2017/08/rebornartfestival2017-c.html
以下は、石巻に到着した日の流れです。
ほかの展覧会を観るために東京に滞在していました。
こちらもご参考までに。
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1日目(8月15日)
9:30 バスタ新宿 発(WILLER EXPRESS東北)
15:25 JR 仙台駅西口(広瀬通)着
15:25 JR 仙台駅西口(広瀬通)着
東北自動車道で事故のため定刻よりも30~40分遅れて到着
16:37 JR 仙台駅前(青葉通)発(宮城交通 高速バス)800円
17:50 JR 石巻駅前 着
17:50 JR 石巻駅前 着
18:00すぎ 旧観慶丸商店 インフォメーション
「リボーンアート・パスポート 3日券」購入 4,000円
「公式ガイドブック」購入 1,300円
「リボーンアート・パスポート 3日券」購入 4,000円
「公式ガイドブック」購入 1,300円
18:34 中央三丁目 発(路線)320円
18:52 石巻女子商業高校前 着
19:00ごろ ロングビーチハウス チェックイン
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Reborn-Art Festival 2017 公式ウェブサイト
(会期:2017年9月10日まで)
http://www.reborn-art-fes.jp/
注)公共交通機関の運賃や食事代などは2017年8月16日現在の金額です。これから行く予定の方は公式ウェブサイトやガイドブック、SNSの公式アカウントと合わせてご覧ください。また、掲載画像や文章の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。Reborn-Art Festival 2017 公式ウェブサイト
(会期:2017年9月10日まで)
http://www.reborn-art-fes.jp/
※会期終了に伴い、記事のタイトルを『[Reborn-Art Festival 2017]牡鹿半島 先端・鮎川エリア(これから行かれる方へ)』から『[Reborn-Art Festival 2017]牡鹿半島 先端・鮎川エリア(エリアD)』に変更しました。
最終更新:2017年9月