名和晃平 ≪White Deer (Oshika)≫ 貝殻の入江 |
牡鹿半島 中部エリア(以下、エリアC)の作品を1日かけて鑑賞します。
「モデルコースE:バスを使って牡鹿半島中部のアート作品をすべてまわる1日コース」を参考につつ、少しアレンジしてみました。
*ほかのエリアはこちらから*
(石巻市街地 周辺エリア、エリアBは行っていません)
[Reborn-Art Festival 2017]石巻市街地 中心エリア(エリアA)
https://otomeetsart.blogspot.com/2017/08/rebornartfestival2017-a.html
[Reborn-Art Festival 2017]牡鹿半島 先端・鮎川エリア(エリアD)
https://otomeetsart.blogspot.com/2017/08/rebornartfestival2017-d.html
https://otomeetsart.blogspot.com/2017/08/rebornartfestival2017-d.html
以下が実際の当日の流れです。
※路線・・・ミヤコーバス(宮城交通)
両替機(1,000円札のみ)はありますが、ICカードは使えません。
「石巻女子商業高校前」は鮎川線沿線のバス停です。
※RA・・・リボーンアート・バス(無料)
エリアCのダイヤは平日・土日祝共通
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3日目 エリアC
8:45 ロングビーチハウス 出発
8:56 石巻女子商業高校前 発(路線)700円
9:38 荻浜(RAバス停名:牡鹿ビレッジ)着
牡鹿ビレッジ
(C5)デヴィッド・ハモンズ ≪ストリート・パフォーマンス≫
(C6)鈴木康広 ≪ファスナーの船(足漕ぎボート)≫
(C6)ブルース・ナウマン ≪初心者のために(教えられるピアノ)≫
(C6)名和晃平 ≪White Deer (Oshika)≫
(C6)宮永愛子 ≪海は森から生まれる≫
(C6)さわひらき ≪燈話≫
11:30 牡鹿ビレッジに戻ってくる
[昼食]カキーマカレー:はまさいさい 1,300円
12:40 牡鹿ビレッジ(路線バス停名:荻浜)発(RA)
12:50 荻浜小学校(路線バス停名:荻浜小学校前)着
荻浜小学校
(C3)ファブリス・イベール ≪エキリブリウム(バランスを保つ場所)≫
(C4)金氏徹平 ≪ボイルド空想(マテリアルのユーレイ/石巻)≫
(C4)パルコキノシタ ≪います≫ほか
(C4)「荻小×ART おらほのはまがっこ」ほか
14:30ごろ 桃浦まで歩きました(バスだと所要時間1分)
桃浦 洞仙寺前
(C2)ギャレス・ムーア ≪世界のゲート(時計)≫ほか
(C2)Chim↑Pom ≪ひとかけら≫
15:41 桃浦 洞仙寺前(路線バス停名:桃浦)発(RA)
15:45 旧桃浦小学校入口(路線バスのバス停なし)着
旧桃浦小学校
(C1)ブルース・ナウマン ≪子どもたちのために≫
(C1)鈴木康広 ≪記憶のルーペ≫ほか
(C1)コンタクトコンゾ ≪鹿ウォッチャーと深夜ドライブ
(と彼の安全な家)(と彼の裏庭の手作り神社)(=テリトリミックス)≫
(C1)青木陵子+伊藤存 ≪浜と手と脳≫ たぶん観てません。
16:35 旧桃浦小学校入口(路線バスのバス停なし)発(RA)
17:00 桃浦(RAバス停名:桃浦 洞仙寺前)発(路線)490円
17:20 石巻女子商業高校前 着
17:30 ロングビーチハウス 帰
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牡鹿ビレッジ インフォメーションにて
(鑑賞前に最新のイベント情報と作品運営情報をチェック)
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鈴木康広 ≪ファスナーの船(足漕ぎボート)≫ 灯台への入口 |
ひとつのバス停(RA)につき1~2作品の先端・鮎川エリア(以下、エリアD)に比べ、エリアCは一度にまとめて鑑賞できます。
各地区を自分の足で散策する感じ。
もう一度行けるなら、筆者は牡鹿ビレッジの貝殻の入江までの道を歩きたいですね。
入口の鈴木康広のキュートな≪ファスナーの船(足漕ぎボート)≫が目印です。
右手は森林、左手にさざ波を立てる静かな海。
マイナスイオンたっぷりで、ふんわり漂う海の香りも気持ちいいです。
しばらくすると、ブルース・ナウマンの作品が聞こえてきます。
終点には名和晃平の≪White Deer (Oshika)≫。
フォトジェニックスポットです。
ひとりで行っても大丈夫。
せっかくなので話しかけやすそうな方にお願いして、記念に撮ってもらいましょう。
作品が一か所にまとまっているということは、それだけ滞在時間も伸びるということ。
エリアCのRAバスは45分間隔ですが、桃浦(洞仙寺前)以外は足りません。
実際筆者は、荻浜小学校でのんびりして「桃浦⇒旧桃浦小学校入口」間を2本遅らせました。
また、旧桃浦小学校ではたぶん何点か見逃しています。
1本前(14:56発)に乗って、ギャレス・ムーアとChim↑Pomは後でも良かったかも。
この2点はバス停のすぐそばで、作品間の距離もないのできっと急がなくて大丈夫です。
撮影したり、足元に気を付けて歩いたりすると、あっと言う間に時間が経ってしまうなと思いました。
Chim↑Pom ≪ひとかけら≫(部分)桃浦 洞仙寺前 |
鈴木康広 ≪記憶のルーペ≫(部分) 桃浦小学校跡地 |
おそらく、牡鹿半島のエリアCとエリアDは車なら1日で観れます。
渡航前はレンタカーも考えましたが、振り返るとそうしなくて良かったと思っています。
ひとつはリアス式海岸沿いの県道2号線。
勾配がある片側一車線で、それにくねくねなのです。
それから天候。
2日とも晴れたり曇ったりで、時間によっては霧も出たので、かなりスリリングな旅になっていました。
「荻小×ART~おらほのはまがっこ~」より 荻浜小学校 |
最後に、荻浜小学校。
地元作家の作品や、閉校前の資料などが展示されています。
そちらもぜひオススメしたいです。
実はこの日は、宿泊先で知り合った大学生と一緒にまわりました。
青森出身の彼女は、荻浜小学校で震災前と震災後の写真を熱心に観ていました。
すると「そうだ!あの日は雪が降ってたんだ!」と言って3月11日のことを話し始めたんです。
その後しばらく、震災後に自身の周囲で起きたことをお互いに話しました。
大自然に囲まれた作品からふと目を逸らすと、視界に飛び込む建設中の防潮堤やたくさんのお墓。
正直ものすごく戸惑いました。
どう感じてよいのか分からないのです。
いろんな思いが頭の中を巡ります。
その困惑の中で彼女と話したこと。
忘れられない思い出のひとつになりました。
パルコキノシタ ≪います≫ 荻浜小学校 |
さあいよいよあすは最終日。
石巻市街地を午前中だけ観て、仙台空港から夕方の便で帰福します。
[Reborn-Art Festival 2017]石巻市街地 中心エリア(エリアA)
https://otomeetsart.blogspot.com/2017/08/rebornartfestival2017-a.html
https://otomeetsart.blogspot.com/2017/08/rebornartfestival2017-a.html
注)公共交通機関の運賃や時刻、食事代などは2017年8月17日現在のものです。これから行く予定の方は公式ウェブサイトやガイドブック、SNSの公式アカウントと合わせてご覧ください。また、掲載画像や文章の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。
※会期終了に伴い、記事のタイトルを『[Reborn-Art Festival 2017]牡鹿半島 中部エリア(これから行かれる方へ)』から『[Reborn-Art Festival 2017]牡鹿半島 中部エリア(エリアC)』に変更しました。
最終更新:2017年9月